ずっと天の邪鬼だった私が、
何の気持ちの駆け引きもしなかった恋愛・・・・D君への想いを、真っ直ぐに向けたあの気持ちに嘘はない。

でも、終った後に残った私の想いは、もう決して男の人へ真っ直ぐに心を注ぐことはやめよう、例え思っていても、相手よりもいつも想うレベルは少なめに・・・・そしていつ相手が自分から離れていっても、自分が大丈夫なように、気持ちの分散を常にしておこう、ということだった・・

やっぱり自分が一番可愛いもん、傷つきたくないし、だから、もう男の人へ一途になることは今後生涯ないだろう・・・・それでいいんだ。

その後、しばらくは心の繋がらない出会いが私にはとても心地よかった。相手に、心を求めていないから、辛いとか、相手に対する不安とかいう気持ちはなく、ただただ相手と会っているその一瞬が楽しかった。

*****

最初のメールが、年齢に似合わず可愛い文体だったので、少し違和感感じたが、53歳、Kさんとのメール交換が始まった。Kさんは、バツイチだったがつい最近再婚し、まだ小さな子供がいると言っていた。

しばらくして「美味しいお店を見つけたので・・」というありきたりな誘い文句に、すんなりと私は乗った。どうせ、H付きの、お食事だな・・と、思っていたが、嫌なら食事だけして、とっとと帰って来ればいいさ・・と思ってた。

外見はマァマァ・・・でも、売れない旅役者にも見えた。

事前にnetで探したという、一応高級ホテルの和食処で、彼の離婚話、その後のゴタゴタ、仕事の話・・・色々と聞いた。こうした 全くの他人の人生を聞くのはとても興味深くて、私は好きである。楽しい時間でもある・・・

その後、そのまま彼が予約していた部屋で、関係をした。この一見落ち着いた彼がどんなHをするのかという好奇心もあったが・・・・これが、とんだエロエロオヤジだった・・・今思い出しても最低最悪のオヤジ・・・トホホ・・・のH。

一言で言うのなら、「シツコイ!」のだ。

「もっともっとさせて・・」といった泣きそうな声を聞いた時、さすがに私は嫌気がさし、ベッドを離れてさっさとシャワーを浴びた。

あ〜ぁ、これじゃぁ奥さんとレス状態でも仕方ないな・・・自己中のHも程があるな・・・つくづくHにその人の本能って出るもんだなって、感じていた。

結局、高い食事代、ホテル代を払ったKさんは、きっと虚しさを覚えただろうな・・・そう同情した。

私はいえば、不思議と虚しさはなかったぁ・・
何でだろう・・・何もKさんが心に残っていなかったからかな??

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  • heineken (3月26日 22:19)

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